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緑の岬から from Cabo Verde

アフリカに暮らしている日本人のブログです。人生のこと、人間のこと、宇宙のこと、精神のこと、神様のこと、いろんなことを書いていこうとおもいます。

社交不安障害あるある その2

4.職場を決まった導線でしか歩けない

もはや意味が分からないことだと思うのですが、オフィスの床に綱渡りの綱が張ってあるかのように、自由にオフィスの中を歩けませんでした。

自分が歩ける経路が決まっていて、そこからはみ出て動くことがとても怖かったです。

誰もいない朝やみんなが帰ったあとなどは気が晴れやかになって導線をはみ出ても動けたので、やはり人の目が怖かっただけだったのかもしれません。

教育実習中の先生のタマゴたちは、黒板の前の教卓付近から離れることがなかなかできないそうですが、同じような気持ちでしょうか?

 

 

5.職場にお土産を持っていくのが怖い

理解不能な恐怖の極め付けはこれだと思います。

お盆休みに実家の福岡県に帰ったときのことです。

福岡の田舎でゆっくり羽を伸ばし、博多駅で東京に戻る復路の新幹線に乗る前に、お土産コーナーに立ち寄りました。

にわかせんぺいや辛子明太子、ひよこ饅頭(東京にもありますが、元祖は福岡)などが並んでいました。

「職場にお土産買っていこうかな」

一瞬そう思ったのですが、すぐにこう思い直しました。

「でも、上司や同僚とかみんなに配ったりしなきゃいけないな・・・みんなに配るのか、じゃあみんなの机まで配ってまわらなきゃいけないな・・・怖いなぁ・・・緊張するなぁ。目立ちたくないなぁ・・・」

 

決して、「上司から『こんな不味そうなの要らねえ!』とか言われそうだから怖い」のではなく、純粋に「職場でお土産を配る行為が怖い」のです。

「課長、お土産買ってきたんで、一つどうぞ」

「みなさん、福岡土産です。よろしければどうぞ。」

を言うのが怖くて怖くてたまらないのです。決して断られそうだから怖いのではなく、自分という存在を可視化することが怖いのです。

この恐怖心を共有してくれる人がいたらそれだけで親友になれそうです。

 

お土産を買わずに、休み明け、出勤した際、上司から優しくこう言われました。

「お前が福岡に行ったってことはみんな知ってるんだからさ、社内営業とまでは言わないけど、安くても何かお土産とか買ってきたほうが、印象良いし、『あの人気が利いてるね』ってなるもんだよ。」

 

―違うんです、課長。僕がお土産を買わなかったのは、気が利かなかったからではなくて、怖かったからなんです。

だなんて、言えたら苦労しないですよ・・・

 

前の職場(アフリカの大使館)では、休暇でウガンダのビクトリア湖に行ってきた際、何種類かのお土産をいろいろ買ってきて、自分のオフィスの空いている机の上に並べて、

「いろんなお土産を買ってきたので、みなさん好きなお土産を取ってってください!早い者勝ちです!」

と一斉メールを出して、「ひとり物産展」のようなことをして楽しんでしていたくらい僕は快活な性格でした。

 

当時のお土産は、

・ビクトリア湖で捕れた小魚の煮干し

・ジャックフルーツのドライフルーツ

・ナイジェリア製のよくわからないインスタントラーメン

・ウガンダ産のへちま(体洗う用)

・東アフリカ大地溝帯の火口付近から取ってきた軽石(足の裏の角質ケア用)

・大理石でできたカバの置物

・アフリカハゲコウの羽

・アジスアベバの路上で売ってたお茶のような葉っぱ(乾燥大麻ではないと思う)

などでした。

そんなキワモノなお土産を堂々と職場に持参できた僕だったのに、饅頭一箱も職場に持っていくのが怖い。どうしてこんなふうになってしまったんだろう。

 

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