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緑の岬から from Cabo Verde

アフリカに暮らしている日本人のブログです。人生のこと、人間のこと、宇宙のこと、精神のこと、神様のこと、いろんなことを書いていこうとおもいます。

抗不安薬を飲む。トリップする。

メンタルクリニックで処方された抗不安薬は「デパス」という精神安定剤としては鉄板の薬でした。

www.walkingafrica.info

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デパス・・・

 

メンタル薬のバファリンや正露丸のようなものです。

これを飲むとだいたい2時間くらいはいい具合に頭がぼーっとして、たとえガミガミ言われていても右の耳から左の耳状態で、ぜんぜんへこたれません。良い意味で「まな板の上の魚」状態で、自分が責められていることがまったくの他人事でいられました(ちょっと言い過ぎかな)。

だいたい毎朝朝礼の前に飲んで、昼まで効果があって、午後はここぞという時以外は自力で耐えるという生活が続きました。

人によっては朝昼夕と一日3回飲む人もいるそうです。

「手放せなくなっちゃう人がいるけど、そうなるとよくないからね~」とメンタルクリニックの先生が言っていたので、注意して飲んでいました。

 

なんども言いますが、職場の人は僕がこういう薬を飲むほど精神的にヘンになってきていたとは気づいてなかったと思います。「ぼーっとしてて仕事ができない天然キャラ」でしたから。

 

この時期に見た映画に「In The Shadow Of The Moon」という映画がありました。

 

www.youtube.com

 (1:30:00くらいから宇宙飛行士のインタビューです)

In The Shadow Of The Moon(邦題:ザ・ムーン)

アポロ計画で月に行った宇宙飛行士のインタビューで構成されているドキュメンタリー映画です。

前半はソ連との宇宙開発競争に勤しむ科学者やケネディ大統領の取り組みなど、ナショナルジオグラフィック・チャンネルみたいなサイエンス・ドキュメンタリーでしたが、1時間30分めくらいからの宇宙飛行士たちのインタビューは「宇宙に行って感性が変わった」というややスピリチュアルがかった内容でした。

 

2分ごとにコックピットから、地球、月、太陽が見え、そして見渡す限りの広大な宇宙空間。圧倒されるような経験だった。

そして気付いた、自分の肉体の分子も、宇宙船の分子も、そしてクルー仲間の肉体の分子も、その原型ははるか昔に宇宙で作られたものなのだと。

全てはつながっていて一体なのだと。他と私ではなく、万物は1つなのだと。

                エドガー・ミッチェル アポロ14号

全てはひとつなんだ・・・

 

 遠く離れた月で親指を立てると、親指の裏に地球が隠れる。すべてが隠れる。愛する人たちも、仕事も、地球自体の問題も。すべて隠れてしまう。我々はなんと小さい存在だろう。だがなんと幸せだろう。この肉体を持って生まれてきてこの美しい地球で人生を謳歌することができて。

                ジム・ラヴェル アポロ8号、13号

仕事が、親指一つで隠れてしまう・・・

 

 あの時以来、気に入らない天気はなくなったよ。天気の変化は素晴らしい。渋滞も人込みも気にならない。地球に戻ったとき、ショッピングセンターへ行った。アイスクリームを食べながら人々を見て地球に生まれて良かったと思った。なぜみんな不平を言うのか?「エデンの園」にいるのに

                アラン・ビーン アポロ12号

アイスクリームを食べながらショッピングするステキな日常が最高に幸せなんだ・・・

 

僕も上司も社長も会社も、地球も、すべては宇宙のかけらだと、僕はいまエデンの園で生きているんだ、そう思うとその時だけはラクになれました。

 

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